退職前の有給は消化できる

退職前の有給取得を(禁止とは言わずに)遠慮するように言ってくる会社もあります。しかし退職前だろうとなんだろうと有給は取得できます。退職前だからといって会社が有給を拒否するのは労働基準法違反です。何年何十年も会社に貢献してきたのであれば、最後くらいは自分の都合を通しましょう。

「引継ぎ期間+有給期間」で退職日を決定しよう

退職日を決めていないのであれば、引継ぎ期間に有給期間を足した日を退職日にしましょう。会社が退職前の有給取得を遠慮するよう言う理由に業務の引継ぎがあります。引継ぎ後であればこの理屈は通じません。会社が意図的に引継ぎを延ばすことがあったとしても、会社の自業自得なので無視していいです。そのために引継ぎ計画と用意は、会社と同意しながらしっかりとやりましょう。
退職日が既に決まっているのであれば、逆算して進めましょう。

有給取得を会社は拒否できない

引継ぎをした上での有給に対し、上司がグダグダ言い始めたら、労働基準法違反と言ってやりましょう。一種のコンプライアンス違反です。退職前なので会社は時季変更権は行使できません。しつこければ労働局のURLをメールに貼り付けてやりましょう。

東京労働局
Q3.退職間際の労働者から、残った年休を退職日までの勤務日に充てたいといわれたら、拒むことはできませんか? | 東京労働局

退職前の有給の買取もOKらしい

退職前であれば余った有給の買取は適法らしいです(通常時は違法になるケースがあるため注意)。しかし会社に買取をする義務はないため、敷居は高いです。私も買取を提案しましたがさすがにスルーでした。

employment.en-japan.com